5nm製品が risk production(リスク生産)開始という話を聞いて、実際に製品がいつごろ出てくるのか?色々と過去を調べて予想してみました。
まずは、TSMCの現在状況です。
■TSMCの5nm(N5)プロセスを2019年3月にリスク生産を開始
■一番の上顧客、Apple社の売上30%を占めるiPhone用CPU(A12 Bionicなど)の開発が最優先でiPhoneの発売に合わせた生産スケジュールとなっている。
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■2019年はどうなる? PCテクノロジートレンド - その1 プロセス TSMC/Samsung編
https://news.mynavi.jp/article/20190101-749503/
ほぼ上記の記事からの抜粋ですが、過去のプロセス開発から発売までを見ると、
TSMC N7の場合
・2017年前半にRisk Productionを開始
・2018年4月にVolume Production
・2018年9月 iPhone発売(Apple iPhoneプロセッサ【A12 Bionic】)
・2019年7月 AMD製品発売(AMD Ryzen 7nm CPU)
僕としては、AMD製品の発売日が気になるので、リスク生産から大体2年後くらいに発売かなぁというイメージかと。
もちろん、順調に生産がうまくいった場合の話なので、Intelみたいに躓くと遅れるとは思います。
ですが、TSMC、Samsung共にかなり手堅く開発しているので、順調に行くとは思います。
Intelも今回でかなり痛手を負ったので、これからはアグレッシブに攻めずに、手堅く行くんだろうなぁと思います。
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話は逸れましたが、本題の5nm
TSMC N5の場合(過去から見た予想です)
・2019年4月にRisk Productionを開始
・2020年4月にVolume Production
・2020年9月 iPhone発売(Apple iPhoneプロセッサ【A14?】)
・2021年7月 AMD製品発売(AMD Ryzen 5nm CPU)
・2019年発売するiPhoneは、7nm+
(N7+の強化版、N7Proを使うみたいですが。。)
・2020年発売するZen3は、7nm+
という感じですかねぇ。
5nmは、EUVをフル活用するので性能的にはジャンプが大きいと思います。
買うならそこが狙い目ですね^^
■6nmについて
7nmとほぼ同じ設計が使えるコスト削減版の6nmというのも、2020年第1四半期にリスク生産する予定らしいです。
上記の計算式を使うと、2022年夏くらいに出てきそうですね。
こちらは、PS5とかXBOXがAMD7nmのチップを使うので、それのコスト削減版という位置づけかなぁと思います。
iPhoneでは使われない製造プロセスラインですし、早ければ2022年夏より前にゲーム機が値下げされると思います。
ゲーム機の初期リリース版は不具合も多いですし値段も高いです。
ソフトのラインナップも多くないので、待てる方はそちらを待ったほうが安く良いものが買えそうですね^^
まぁ、サイレントにCPUだけ入れ替えてお値段据え置きという戦略も有りえますが、ゲーム機の値段を下げたほうが販売数も上がります。
結果としてはそちらの戦略を取ったほうが旨味が大きいはずなので、値下げする方向だとは思いますが、どうでしょうかね。
■自作PC買い替えの最適時期
僕の上記記事でもありますが、2022年を推してますね。
5nmが2021年発売だったら、価格が落ち着くのは2022年でしょうし、USB4など色々な規格も出ているはずなので、良さそうですねぇ。
ディスプレイとかも、HDRがデフォルトでついて、4Kも安くなってそうです。
以上、5nmの話でした。
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