2020年12月15日火曜日

日本経済予言の書を読んで

 日本経済予言の書という本を読みました。


・トヨタの衰退

・コロナショック

・温暖化による気候災害多発

・アマゾンエフェクト

・人口問題

官僚がイエスマンになり悪い政策を止められない

・半グレ化する大企業(合法にトカゲの尻尾切りする大企業)

 

色々なことが書かれており、面白かったです。


作者の方の未来予測手法の解説などもあり、なるほどなぁと思うことが多かったです。


このブログの読書感想文は、書籍内容と感想がごっちゃになっているので、判定しづらいかもしれないですが、ちゃんと書くのは面倒なため、ご容赦ください。


気になった方は本を読んでみてください。


■人口問題


人口問題については移民を受け入れるか縮小するか悩みどころですね。


10%を超えて移民を受け入れてしまうと地域文化に影響を与えるなどが書いてあります。


■日本が強かった時代の外貨を大きく稼ぐ四つの産業


・電気製品

・コンピュータ 

・自動車

・ロボット工作機械


この4つの内、家電気製品とコンピュータはアメリカや、韓国・中国に押されてしまった。


残るは自動車とロボット工作機械であるが、自動車は今後エンジンがなくなってしまい日本の強みと参入障壁がなくなり、厳しい立ち位置になる。


外貨を大きく稼ぐ四つの産業の内、自動車までも没落してしまったら日本は衰退していくのではないか?と言う予測です。


基本的には日本経済に対する悲観的な予言が多かったです(良い未来になる方法も書いてあります。)


正直、今の日本政府からは全体構想と呼べるものがなく、目の前の事象にばかりとらわれてるような気がしてなりません。


本当は人口減少社会で移民を受け入れるのか?


縮小してもなんとかなるようにやっていくのか?とか決めたり、色々とやらなければならないことが多いはずなのに何もしてない気がしてなりません。


また少子高齢化に対しても現在の働いてる世代に対する税金は確実に上がっていて、破綻するまで突っ走るのか?というのもよく見えてはいません。


個人的にはシビックテックあたりが有望な解決策なのかなあという気がしています。


ITで政治の見える化をして仕事していないやつや、悪いことをしてるやつらをクビにする形です。


それができるようになったら少しはましになるのかなと思ったりする今日この頃です。


 ■作者は悲観的だが個人的にはそこまで酷いのか?分からない。

自動車みたいに外貨を大きく稼ぐということはできないとは思うが、日本酒を作ったり、アニメを制作したりとか日本にしかない良い産業もたくさんあるので、全然外貨が稼げなくなるって言うことにはならないような気もします。


総じて悲観的な内容ではあったけど、政府がしっかりすれば割となんとかなるような気もする。


シルバー民主主義(高齢者が決める未来)になってしまってはいるけど、なんとか現役世代で頑張っていきたいですね。


    ■その他メモ


・車が蓄電池代わりになる

・安倍っちの桜を見る会などは重要な議案を通すためのスケープゴートだった

・政府が官僚の人事権を掌握し官僚が忖度するしかなくなっている

・オーナー企業の経営者とサラリーマン企業経営者があるが日本政府は典型的なオーナー企業の経営者と化している。

・本当は官僚省庁が専門性を発揮して、政治家が判断するのが良いのではないか?

・2009年に発表された地球シミュレーターの予測はほぼ当たっている

・2040年には青森県がみかんの産地になる


以上です。


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