空冷最強の CPU クーラー を使用しても、CPUの温度が90°に上がってしまったという話です。
Ryzenの5000シリーズは、CPUダイ「CCD」(CPU Complex Die)の構成が、CPUコアの最小単位である「CCX」(Core Complex)が4コア2基から、8コア1基に変更されました。
そのため、5000シリーズの中でも、CCXが8コアでフルに入る、5800Xと5950Xは熱の扱いが難しいCPUとなっています。
それにしても空冷最強クラスのクーラーを使ってこの結果だとつらいですよね。
電力設定を下記のように変更すると若干のパフォーマンス低下と引き換えに、CPU温度を90℃から71℃に低下できるらしいです。
■元記事の構成
CPU: Ryzen 5800X
CPUクーラー: NH-D15(空冷最強クラス)
マザー:MSI MPG B550 GAMING EDGE WIFI
■Socket AM4 TDP 105W CPU AMD Default
PPT=142W、TDC= 95A、EDC=140A
■Socket AM4 TDP 65W CPU AMD Default
PPT= 88W、TDC= 60A、EDC= 90A
■RyzenMaster設定値
PPT=500、TDC=200、EDC=220
■調整した結果の最適値
PPT=120、TDP= 75、EDC=110
注)上記の値は、HWinfo64で確認
MSIのデフォルト設定が無茶苦茶という話もありますが、最近は電気を食いまくる設定にして少しでも性能を稼ぐ方向だから、仕方ない感じですかね。
スイートスポットから外れるてるから、電気食っている割には性能上がらんと。
逆に言えば、その状態から電気を抑えても、性能が少し下がるだけで、温度が激減するということかと。
■出荷量について
ちなみに売ってない5000シリーズですが、上記を見るとクリスマス前後に、結構な量の出荷を見込んでいるみたいなので、400シリーズのチップセットの正式版のベータ BIOS が出る2021-01には普通に買えるようになっていると思います。
そのタイミングでAsk税とかなくなって、値段が下がっているといいんですけどね。
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