2020年12月9日水曜日

失敗の本質―日本軍の組織論的研究を読んで(下)


本を読んだので、不確実性が多く変化の激しい現代でうまくいきそうな会社のモデルを書いてみました。

正直、日本の当たり前が浸透している中で、下記のようなことを出来る会社があるのか?わかりませんが、あったら入ってみたいですね。


■会社全体

・企業が最も重要であると考える価値観の作成(コア・バリューともいう)

・上記価値観を元に、グランドデザインと呼ばれる全体構想の作成する

・全体構想に沿った形での戦略立案・組織形成

・大きな状況変化があったり技術革新があった場合、柔軟に全体構想を書き換えていく必要がある

・全体構想がうまく行かなかった場合の戦略(リカバリープラン)も作成もする

・全体構想やリカバリープランをすべての人員が把握している状況を作る

・全体構想や戦略立案で議論されたことは、誰でも見れるような形にしておく 


■人員配置

・上記で策定した戦略をこなせるメンバーと職種を半ば機械的に割り振る

・リーダーはメンバーが決めるか、強制的に持ち回りにする 

・学歴は不問とする

・チームであって家族ではない

・適任の仕事が無くなったのであれば、退職するかジョブチェンジするか選んでもらう

・完全結果主義(ジョブ型雇用とマネジメントをする必要がある)


■文化

・誰とでも議論できる風土作り

・自己否定を恐れないメンバー作り

・結果に結びつくような仕事をしたものを評価する制度

・失敗から学ぶ文化

・組織として学習していく基盤の確立と情報の展開

・メンバーの幸福度が高い状態を作る

・既存の枠組みに囚われない発想の許容や議論

・年に1ヶ月は休みが取れるようにする(余裕のある組織となるため)


■その他

・全員フリーランスにしてしまって給料を多めに払う 

・特化したスタイルよりは汎用性を残しておくこと。

・必要最小限の人員にして給料を多めに払うというのは重要かと

・正しい論理的な議論の仕方を最初に学ぶようにする


■狙い

・属人性の排除を狙いたい。

・無能な人がリーダーになることを避けたい。

・みんなが全体構想に沿った形で、作業をしていけるようにしたい

・社長や役員を神様扱いしない(役割だし、間違えるのは当たり前だと思うこと)


■まとめ

AIやロボティクスなど、人員が必要なくなる世界が近づいて来ています。

僕たちは、AIやロボには出来ないことが出来るという状態にならないと、あっという間に職を失う可能性があります。

革新的な何かを生み出せる会社や社員になれるように頑張りたいですね。


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